『玄宗の宦官 -高力士の生涯-』を刊行しました

唐の高力士は、去勢された宦官である。
もとの名は馮元一といい、嶺南(広東)で代々刺史をつとめた名家に生まれた。
ところが、高宗の時代に、父が刺史の交代を迫られる。
一家は馬賊に襲われ、離散する憂き目にあった。
十歳に満たない元一は、家族を守るため、身を売る決心をする。
そして、去勢されて閹児に……。
その後、改名。力士は、都に出るチャンスを掴み、則天武后に仕える。
やがて開元と天宝の盛世をむかえ、力士は玄宗と楊貴妃を支えることになる。
その後も、安史の乱、蜀(四川)への逃亡など、力士は、激変と流転の中で、
いつも玄宗とともにいた。
果たして、最後は……。

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一昨年、リトルズより『赫赫たる胡風 -大燕皇帝安禄山秘話-』を刊行された
諸葛ひかるさんの新作、『玄宗の宦官 -高力士の生涯-』が刊行されました。

玄宗のもとで活躍した宦官、高力士の波乱に満ちた生涯を、
臨場感ある筆致で描いた、43章からなる歴史小説です。

プリント・オン・デマンド出版の本です。以下の書店で購入できます。

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※一般の書店では販売していません