「ユプシロン」第4号が出来上がりました!
落ち着いた緑の表紙の第4号。
弊社スタート時からお手伝いさせていただいてるので、
こうやって1号から並べると、感慨深いものを感じます。
みなさんから、3句選んでお寄せいただきました。
銅線を束ねて運ぶ夏の月 中田美子
絶壁に人現れる紅葉山
約束の時間海月に取り巻かれ
小父さんの声で山羊鳴く秋の昼 岡田由季
中くらゐの町の大きな秋祭
歌仙巻く女たちみな素足かな
金魚玉しずかに閉まる勝手口 小林かんな
無花果を割って十字のあらわれる
木の枝にかかりマフラーたなびくよ
青葉木菟考えるとき耳のたつ 仲田陽子
冷房やガラスに残る鼻のあと
水遊び民宿の子も混じりおり
(ユプシロン4号より)
コロナの収束がまだ見えないなか、前号から1年。
中田美子さんの「あとがき」が、とても心にしみます。
11月27日より一般の書店、ネット書店でも販売開始です。
amazon、honto、楽天ブックスでは、すでに予約受付が始まっています!
リトルズのwebショップでもご購入いただけます。